イギリス:2021年6月の採用事情

Posted 17th June 2021 • Written by Team Japan •

※本記事は、海外赴任ラボに2021年6月15日に掲載したものです。

イギリスは本来ならまもなくロックダウン完全解除となる予定でしたが、インド変種の流行にともない、完全解除は1か月先の7月21日(月)に延期となり、現在も引き続きステップ3と呼ばれる段階にとどまっています。

すでに屋外での社会的制限の解除、パブやレストラン等の屋内営業がされていますが、ここで、結婚式に関しても参加人数の制限が外れ、1テーブル6人までの制限のもと、開催ができることになりました。

解除を見越してすでに7月以降の予約が入り、コロナ発生後何度もキャンセルを繰り返してきたウェディング業界にとって、さらなる打撃となってしまいますので、この対応がとられたようです。ナイトクラブなどもオープンの準備を進めていましたが、あと1か月待たなければいけないことになりました。

写真は少し古いのですが、5月18日(火)のシティの様子です。弊社も一部のオフィス出勤をこの週から開始しました。これまでと比べると通勤者が格段に増え、時間帯によっては地下鉄もほぼ平常通りの混雑になるなど、確実に人の流れが戻ってきています。

外ではマスクをしなくてもよくなったため、1年の中でも最高の季節である今、これまでのように外のテーブルで談笑する人々が格段に増え、コロナを忘れてしまいそうになります。今度こそ1か月後には、通常の生活に戻れるとよいのですが・・・。

採用に関しては、前年の同時期に比べると弊社で扱う案件数も2倍以上となっており、中断されていたプロジェクトの再開、様々な規制の変更に対応するための新規採用などが見られます。新たな局面をテクノロジーで対応するためのITや、コロナ対応のためのポリシー対応やリモートトレーニングなど、HRやeラーニングといった職種採用が増加しています。

今回よりはじまったリモート採用やリモートワーク自体は定着するでしょう。弊社の候補者に対するリサーチの結果でも、週に数日程度でもリモートワークを維持したい、次回の転職の際はリモートワーク可能かどうかが重要な選択肢の一つとなる、と回答した方の割合が非常に高くなりました。

今後、また起こるかもしれないロックダウンに備え、企業側もこうした候補者からの希望に応えることが必要になり、そのための企業ポリシーの作成・アップデートが非常に重要なものとなるでしょう。

弊社は変化する英国の現状に即した採用状況を把握し、お客様にアドバイスを行っています。ご質問等ございましたらお気軽にお問い合わせいただければ幸いです。

※本記事は2021年6月15日時点での内容です。英国の状況は日々変化しておりますので、最新の状況とは異なる内容になっている可能性がありますことを予めご了承ください。