候補者が企業カルチャーに適しているかどうかを見分ける、たった一つの質問

Posted 24th March 2022 • Written by ANNE MARIE SQUEO on fastcompany.com •

サマリー:

組織・企業のカルチャーが自分に合う・合わないが仕事を変える非常に大きな要素の一つとなってきています。採用しようとしている候補者が、自社のカルチャーにフィットするかどうかを判断するために、面接官はどのような質問をすればいいのでしょうか。

記事全文:

  • Jobviteの2021年全国求職者レポートによると、就職・転職の意思決定における企業文化の重要性は急上昇しており、調査対象者の86%が「やや重要」「非常に重要」と回答しています。

    起業文化は時代や世代を超えて進化し、文化を真に変えるには膨大かつ総合的な努力が必要です。採用担当者は、自分の組織や特定のチームでの日常がどのようなものであるか、現実的に考える必要があります。優秀な人材を脅かしたくないと思うかもしれませんが、心配は無用です。実情ががあなたのセールスポイントと考える点と違っていれば、あなたの文化は簡単に変わります。適材適所を実現するためには、マネージャーは客観的に職場を評価し、反映させながら、候補者の心をつかむ必要があります。

    私がすべての求職者に尋ねる最初の質問があります。「あなたについて語ってください」

    その際、「あなたの履歴書はすでに読みましたので、説明する必要はありません」と前置きしています。私はあなたを一人の人間として理解したいのです。とはいえ、85%の求職者がこの質問でとまどい、とにかく履歴書を読み上げるのだそうです。このことは、何かを物語っているのではないでしょうか。

    候補者がこの質問に答えられなかったり、履歴書を読み上げたりした場合はどうすればいいのでしょうか。次のようなフォローを試してみてください。

    職場での素晴らしい一日について教えてください。何があって、なぜそんなに気分が良かったのですか?

    逆に、職場でひどい目にあった日を教えてください。何があって、なぜそんなに気分が悪くなったのですか?

    このような質問は、その候補者を本当に駆り立てるものは何か、何が彼らを追い出しそうなのか、一段と深く掘り下げることができるため、私はとにかくこの質問をします。

    この質問も、ほとんどの場合、その答えが示唆に富んでいます。

    採用担当者としては、3カ月から6カ月後に後任を探すようなことはしたくありません。ですから、時間をかけて優秀な候補者を知り、同時に自社・自分自身を知ることが大切です。自分自身や自社のストーリーを書き出してみて、それを転職希望者と共有することに抵抗がなくなります。自分が何者で、何を望んでいるのか、何が得意で、何が不得意なのかを明確にすることができるはずです。さらに、素晴らしい求職者が適切な言葉を見つけるのに苦労しているときに、より共感できるようになるでしょう。また、面接の前や後に、自分の話を送ってもらうと、相手も気を利かせて話すことができます。いずれにせよ、あなたが求めているのは情報であり、スピードテストではありません。

    そして、インタビューされる側としても、これは両面のインタビューであることを忘れないでください。候補者も面接官に同じ質問をし、新しい職場の可能性についてより深い理解を求めることができるのです。

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