企業向けー面接で頻出する8つの質問をちょっと変えてみると・・?

Posted 3rd June 2021 • Written by Bruce M. Anderson (he-him) on LinkedIn •

面接向けのヒントは今、いくらでも探せます。定番の質問について、候補者は下調べして答えを用意してきます。それは良いことではありますが、本当にこの人物がこのポジションにふさわしいかどうかを知るために、定番の質問を少しひねって質問してみることも時には必要です。代表的な8つの質問を、少し表現を変えてみてみましょう。

1. “あなたの一番の弱みは何ですか”

この質問はストレート最も正しい回答が得られないもので、多くの候補者は不利にならないように答えをアレンジしてきます。そこで、代わりに「あなたが自分に欠けていると思うスキルは何ですか」と聞くとよいでしょう。

2. “あなたについて教えて下さい”

面接のスタートとして最もよく使われる質問ですが、オープンすぎて、候補者はどこから始めていいかわからない時があります。代わりに「現職または前職の企業バリューのうち、あなた自身のバリュー(長所・強み)と最も一致することは何ですか?」と尋ねてみましょう。

3. “あなたを採用するべき理由を教えて下さい”


この質問は、候補者からすると、一方的な質問だと感じられやすいので、「あなたをより理解できるように、これまでの経験、学校で勉強でしたことやあなたの人柄について、教えて下さい」と聞くとよいでしょう。

4. “5年後に何をしていると思いますか”


現実的に言って、5年後のことは予想がつきませんし、予想のつかないことについて答えさせるのは難しいと思われます。そこで、「あなたは将来、どんなビジネス・仕事を始めてみたいですか?」と聞くのが賢明でしょう。

5. “あなたの元上司はあなたについてどう表現していましたか”


候補者の元上司がとても有能な人なら良いのですが、そうでなかった場合、その人のコメントが役に立つでしょうか。

「これまで、最も良い関係を築いていた上司について、その時のことと、なぜうまくいっていたのかを教えて下さい」と聞くほうが公平でしょう。

6. “あなたはこの部門に何をもたらしてくれますか”

これも候補者にとっては答えにくい質問です。候補者は、ここで自慢すればいいのか? 控えめすぎて無能だと思われないか? などど考えてしまいます。従って「前職での最も大きな達成と、そこであなたが行った役割について教えて下さい」のほうがいいでしょう。

7. “希望給与はどのくらいですか”

給与額を決定するのは企業です。相手に決定権があると思わせるのではなく、「この仕事の給与レンジはXからYになりますが、あなたの希望に沿っていますか」と聞くほうが良いでしょう。

8. "ボーイング747にピンポン玉はいくつ入るでしょうか?"

ケーススタディなどと呼ばれる、仮定のもとでどれだけ柔軟に考えられるかを見る質問の例を挙げました。最新のテクノロジーカンパニーなど、常に革新的でいなければいけない企業の面接では効果的かもしれませんが、ほとんどの場合は、このような質問は候補者をいたずらに苦しめるだけです。

ちなみに表題の質問の正解は22,870,000個だそうです・・。

候補者のソフトスキルをはかるための質問としては、「これまで仕事で直面した最も大きなチャレンジと、あなたがそれをどのように解決しようとし、結果はどうなったかを教えて下さい」と聞くほうが良いでしょう。

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