採用管理システムを突破する5つのヒント

Posted 26th October 2022 • Written by Andrew Fennell on forbes.com •

希望する仕事があり、適切なスキルと経験を持っているのに、いまだ面接に呼ばれない。それどころか、フォローアップのメールすらほとんど届いていない。
採用担当者が、あなたのCVを見ていないはずはないのですが・・・

自分の経歴を疑う前に、重要なステップがあるはずです。私たちの生活の多くの分野と同様、多くの採用担当者は、応募書類の選考をテクノロジーに頼っています。

そのため、履歴書を提出してから長い間、実際の担当者があなたのCVを目にしない可能性があるという問題があります。その代わり、CVは採用管理システム(ATS)を通過します。ATSは、キーワードに基づいてあなたのCVがマッチしているかどうかを判断する人事ツールです。

つまり、ボットに打ち勝つ専門家になる必要があるのです。しかし、ATSを通過させるためには、いくつかの簡単なステップを踏む必要があります。

 

適切なキーワードを含む

最も重要なことは、あなたのCVが正しいキーワードを含んでいることを確認することです。採用担当者は、職務に関連する設定されたキーワードや基準に基づいて履歴書を検索するので、あなたのアプリケーションにこれらが含まれていない場合、おそらく見過ごされるでしょう。

このキーワードは、あなたの経験を示す特定のスキル、資格、職種などです。キーワードを適切に設定するには、ジョブディスクリプションに目を通し、雇用主が設定した具体的な要件をピックアップするのが最も効果的です。そして、そのキーワードを履歴書全体に散りばめるのです。

例えば、リクルーターが「ウェブ開発者」を探している場合、CVにこのジョブタイトルを必ず入れましょう。それだけでなく、「プロジェクト管理」や「テスト」など、重要なスキルも強調してください。また、「CSS」や「JavaScript」など、採用担当者が具体的なツールを挙げている場合は、それも記載するとよいでしょう。

そうすることで、ATSが関連するキーワードをすべてスキャンして見つけやすくなり、あなたがリクルーターの検索条件に適していることを示すフラグが立てられます。

 

無駄を省く

強力なCVを書くためには、最も関連性の高い情報を含めることが常に重要です。しかし、ATSを打ち負かそうとするとき、さらに重要になってきます。

業界への情熱、出世の経緯、学び続ける意欲などを詳しく伝えることは有益かもしれませんが、採用担当者がATSで検索するような用語はまずありません。

そのため、無駄なことは省き、簡潔かつ明瞭に要点をまとめた履歴書を作成するのがベストです。採用担当者が検索しそうな、実用的なスキル、資格、職種にこだわってください。

 

伝統的な見出しを使用する

履歴書は、情報を消化しやすくするために、セクションに分ける必要があります。その際に標準的な見出しを使用し、本文と明確に異なるようにする必要があります。そうしないと、ATSを混乱させ、誤った情報整理を促してしまう可能性があります。そうなると採用担当者が検索して、あなたのCVを見つけることが難しくなります。

この点を考慮し、個人プロフィール、主要なスキル、職務経験、学歴などの従来の見出しにこだわり、情報を整理し、すべての見出しを大きく、太字にするのがベストです。

職種についても同様です。職務内容説明書に記載されているような、明確で伝統的な役職名を使用するようにしてください。開発者エバンジェリストやクラウドチーフアーキテクトなど、過去につけたことのある奇抜な肩書きは、混乱を招くだけでなく、面接で損をする可能性があるので避けましょう。

 

履歴書の書式を正しくする

ATSは技術的には非常に高度なものですが、それでも限界があります。つまり、フォーマットの不備は、履歴書をスキャンして理解することを不可能にしてしまうのです。

ボットに打ち勝つには、書類を左寄せにし、少なくとも1.5センチの余白を取る必要があります。また、ArialやVerdanaなどの標準的なフォントを使用し、フォントサイズは10より小さくしないでください。

すべての情報が本文に含まれ、ヘッダーやフッターに漏れていないことを確認してください。そうすることで、応募が成功する可能性が高まります。

 

正しいファイル形式を選ぶ

何時間もかけて慎重に作成したCVですから、最後のハードルで失敗したくはないですよね。読み手に最も優しい形式でファイルを保存することを確認する必要があります。求人情報によっては、提出すべきファイルの形式が指定されている場合もありますが、そうでない場合は、機械で簡単に読めるWord文書やPDFにこだわるのがベストです。ほとんどのATSは、テキストベースでない文書から文字を読み取るほど洗練されていないため、画像ファイルで履歴書を提出しないようにしましょう。

特に、履歴書が直接ATSに送られ、人に渡らないと思われる場合は、これらの5つのアドバイスを念頭に置いて求職活動を続けてください。そうすれば、ボットに打ち勝ち、面接を受けられる可能性が高まります。


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