従業員の幸福度を高める6つの考慮ポイント

Posted 25th May 2021 • Written by Tracy Brower on forbes.com •

カンザスステート大学の研究によれば、仕事での幸福度を高めることと、パフォーマンスの向上、定着率の上昇や、健康に関するコストの減少には相関関係がみられるそうです。それでは従業員の幸福度を高めるためにどのようなことに考慮すればよいのでしょうか。

幸福度は企業・従業員双方の責任である

幸福とは、個人的なものであり企業やビジネスリーダーが直接的に責任を負うものではありません。しかし、会社のポリシーやスタンダードプラクティス、文化といった企業の構造面は、個人の幸福に関与します。

従業員の声に耳を傾ける

最新の調査によれば、従業員がポジティブに感じるのはリーダーが必要な時にアクセスすることができ、存在を感じられることだそうです。またリーダーが誠意をもって接することでウェルビーイングの向上にもつながるという結果が出ています。

選択肢を与え、自分でコントロールしてもらうようにする

できるだけ自分の裁量で仕事を進められるようにすることで、自分の仕事に対する満足度をあげることができます。全ての従業員が自律的に仕事をできるとは限りませんが、選択肢を作っておくことは重要です。

個人の生活全体を見る

ウェルビーイングとはホリスティックなものであり、私生活が充実していればそれが仕事にも反映されることにもなります。可能な限り、従業員の私的生活をサポートできるような、企業としてのウェルビーイングに関する取り組みも行うべきです。

一人一人が重要であるというメッセージを伝える

こちらも実際に実行するのはやさしいことではありませんが、従業員一人一人に、それぞれの貢献が企業にとって重要なものであるというメッセージを伝える必要があります。個別のパフォーマンスについても平等に評価することで、公正さがうまれ、従業員にとってポジティブな経験の一つとなります。

チャレンジする機会を与える

仕事を通じて難しい問題に取り組み、切磋琢磨することで、達成感や充実感を味わうタイプの従業員もいます。適切なツールやトレーニングを用意し、こうした従業員が満足できるような機会をつくりましょう。

チームワークの強化

チームでともに課題に取り組み、困難を乗り越えることで、従業員同士に強いつながりがうまれ、それらは仕事での幸福度を築く足がかりとなります。

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