CVの欠点を埋めるには

Posted 5th May 2021 • Written by Patricia Carl on hbr.org •

転職回数が多い、空白の期間があるなど、CVに何かしらの問題がある場合でも、それが正しい理由に基づくものであれば、面接官を納得させることができます。あなたの信頼度や印象をよくするために、以下のような対策をとることができます。

雇用期間の空白を埋めるには

前職を離れてから時間が空いている、仕事と仕事の間の期間が長いといった場合、仕事が見つからなかった=パフォーマンスが挙げられない人であるといった目で見られがちです。

実際には、離職して家族の面倒を見ていた、大学に入りなおしたなど十分な理由があることが多いでしょう。

現在も離職中である場合は、建設的な行動をとっていることを示せるような活動をするとよいでしょう。例えば、家族の面倒を見つつ、短期間のコースやワークショップに参加するなどです。

また、短期間でも良いので契約や派遣の仕事をすることもできます。上級マーケティング職に就いていたが激務のため退職し、休憩しつつ短期のマーケティングの仕事をしていた、などです。

上記で述べたようなことを実施するのが難しい時もあるかもしれませんが、できるだけ前向きに、正当な説明ができるように、ボランティア、個人的なプロジェクトなど、離職期間中も目的をもって過ごしていたことがわかるようにしておくとよいでしょう。

応募する仕事をよく検討することも大事です。何でもいいから目の前にある仕事に飛びつこうとしている、と面接官に思われないように、この半年間自分に適した仕事が出てくるまで待っていました、と説明することも可能です。この場合、自分の持っているスキルや知識、経験が応募している仕事にマッチしていることを示せるよう、募集要項をよく読みこみ、面接で自分の能力をうまくアピールすることが必要です。

短期間での転職が多い

次によくあるケースとしては短期間で職を変えているケースです。1社で長く勤められない=コミットする気持ちがない、または能力に根本的な問題があるのではないか? と面接者に思われがちです。

この点をポジティブに受け取ってもらうためには、短期間で実績を出した、異なる業界・業務・リーダーシップを学んで短期間で成長できた、と説明するのが良いでしょう。特に実績に関しては売上等具体的な数字で示すことが大事です。

    予想外の退職

    おしまいに、予想外の退職、または退職を余儀なくされた場合についてみていきましょう。通常採用側は現職にある候補者を好むもので、良い候補者は希望の仕事が出てきてから仕事を離れるものだと思っています。そこで離職してまもない候補者については、離職の理由を気にします。単に辞めたのか、仕事を失ったのか、人員整理のために辞めたのか? 

    まず、前職でうまくいかなかったことについての苦い気持ちは忘れ、前職で何をどのように取り組み、達成したかについて話すように心がけましょう。また、自分が望む環境について、例えば、自分はもっと前向きでペースが速く、成長できる環境で働きたいと言えば、採用者側のほうで前の会社はそのような環境ではなかったのだと理解してくれます。仕事を失った場合は、簡潔に理由を述べるだけで十分です。経営が変わった、業績不振であった、などです。

      いずれにしても、過去の経歴を隠そうとしたり、必要以上によく見せようとするのではなく、率直に、前向きに説明し、面接官がすでに抱いている不安や疑念を解消するように努めることが大切です。

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