「あなたはわが社にどのような貢献をもたらしてくれますか?」に答えるには
Posted 16th March 2021 • Written by Regina Borsellino on www.forbes.com • • • • •
「あなたはわが社にどのような貢献をもたらしてくれますか?」は面接の質問の中でも特に核心にせまるものとなります。面接官に、この人にわが社で働いてもらいたいと信じてもらえるようになることが、この質問のゴールです。
簡単に言えば、2つの点をつなぐーあなたが持っているスキルや価値と、企業が求めているものをつなげる答えができればいいのです。
一般的な、漠然とした回答ではなく、その企業の今受けているポジションにぴったり合うような回答で、できれば今までに誰も答えたことのなさそうな内容にする必要があります。さて、具体的にはどうすればいいのでしょうか。
まずは、会社、および所属することになるチームが何を求めているかを知る必要があります。そして、あなたがそのニーズにマッチしていることを示すのです。順を追ってみていきましょう。
十分なリサーチをする
面接の前に、職務内容、企業のカルチャーについてじっくり調べ理解しましょう。調べる中で、ここが足りないのではないかと思うものを見つけ、自分が会社・チームに入ることでその点を解決できる・・というふうに話をもっていきましょう。
面接官の話をよく聞く
1次面接を突破している場合、2次面接以降では、1次面接の時に面接官から言われたことが大きなヒントになります。そこで、今回の採用の理由は出ませんでしたか? 採用マネジャーは今回新しい人が採用できることを喜んでいましたか? それはどの点でそう思っていたのでしょうか?
2つの点をつなぐ
以上が整理できたところで、自分のスキル、強み、経験などをまとめ、それらが会社がもとめるものにどのようにつなげられるかを考え、実際の会話でどのように話すかを決めていきましょう。
たとえばスタートアップの会社に応募する場合、ありとあらゆる細かなタスクに同時に着手するようなことが求められたりします。その場合は、自分がマルチタスクが得意で、優先順位をうまくつけながらプレッシャーのある環境でも結果が出せるということを具体的に、過去の経験を例にして話せばよいのです。
これまでの経験を例にして説明することがこのステージでは特に大事です。「自分は粘り強い」「マルチタスクが得意です」といった表現は面接官は聞き飽きています。ばらばらだったデータをひとつにまとめ、マーケティングリストを限られた時間で作成した、といった実績ベースの話をしましょう。