CV作成のコツ - 採用担当者が明かす「ATSを突破する5つの方法」
Posted 21st July 2026 • Written by Rachel Wells on forbes.com • • • • • •
ATSをご存じですか?
ATS(Applicant Tracking System:応募者管理システム)とは、採用担当者が応募者を効率的かつ迅速に選考するために利用するAI搭載のシステムです。
採用担当者の約4割は、あらかじめ設定した条件に基づき、ATSだけで応募者を自動的に選別しています。
一方で、約半数の採用担当者は依然として履歴書(CV)を自ら確認しており、ATSは候補者のフラグ付けや順位付け、整理のための補助ツールとして利用しています。
つまり、ATSはあなたと理想の仕事との間に立つ「最初の関門」です。
では、そのATS、そしてその後にCVを確認する採用担当者に「この候補者は面接に進める価値がある」と判断してもらうには、どうすればよいのでしょうか。
ATSで落とされる5つの主な理由
採用担当者によると、主な理由は以下のとおりです。
- 求人票(Job Description)に記載された必須スキルが不足している(42%)※最多
- 基本的な応募要件を満たしていない(36%)
- 職歴が不明瞭、または情報不足(33%)
- 内容がありきたり、またはAIで作成したことが分かる文章(28%)
- 関連キーワードが不足している(28%)
それでは、ATSを通過しやすいCVを作るためのポイントを見ていきましょう。
- 必須スキルを盛り込み、求人内容に合わせる
最も重要なのは、CVが求人票(JD)の内容と一致していることです。
例えば、
- Agile(アジャイル)の専門知識がある
- Six Sigma Black Belt資格を持っている
という優れた経験があっても、それをCVに明記していなければ、ATSはそのスキルを認識できず、評価を下げてしまいます。
そのため重要なのはキーワードです。
ただし、無理にキーワードを詰め込むことではありません。
求人票に記載されている
- スキル
- 使用ツール
- 必要な知識・能力
を、求人票と同じ表現でCVにも明確に記載することが重要です。
- 応募要件を満たしている求人だけに応募する
現在の採用市場は非常に競争が激しくなっています。
そのため、
「数打てば当たる」という応募方法は避けましょう。
「Easy Apply」を使って1週間で100件応募することは簡単ですが、転職活動は応募件数を競うゲームではありません。
重要なのは
- 求人ごとに内容を確認すること
- 自分の経験に合わせてCVを調整すること
です。
求人票を十分読まずに応募すると、基本要件すら満たしていないケースが多くなります。
目安として、
求人要件の70%以上を満たしている場合に応募することがおすすめです。
転職活動は「応募数」ではなく、「質」が重要です。
- 職歴を分かりやすく書く
採用担当者の3人に1人が、
職歴が不明瞭・情報不足
をATSで不合格になる大きな理由として挙げています。
改善方法は以下のとおりです。
職歴欄のタイトルはシンプルにする
例えば、
- Professional Experience
- Work Experience
- Employment
など、一般的な見出しを使いましょう。
一方で、
- My Professional Journey
- Career Odyssey
のような凝ったタイトルは避けるべきです。
ATSが職歴として認識できず、「その他」に分類されたり、読み飛ばされたりする可能性があります。
ATSを通過するためには、
AIが何を探しているか、そして採用担当者が何を見たいか
の両方を意識してCVを作成することが重要です。
- AIらしい文章やありきたりな表現を避ける
採用担当者が敬遠するCVの特徴として、次のようなものがあります。
- 同じ内容を言い回しだけ変えて何度も繰り返している箇条書き
- 一見立派だが中身のない表現
- 「Dedicated(献身的)」
- 「Hardworking(勤勉)」
- 「Dynamic(ダイナミック)」※求人票で求められている場合を除く
- 「Intersection」など
- 文法ミス
- 実績や経験を誇張しすぎている内容
AIで文章を作成すること自体が問題なのではなく、
AIらしさが残ったままの文章をそのまま提出すること
が問題なのです。
- 適切なキーワードを盛り込む
これは1つ目のポイントとも重なりますが、具体例としては以下のようなものがあります。
業界で評価される資格
- Prince2
- CISSP
- CPA
- など
職種・業界で使用されるツール
- SAP
- Salesforce
- ChatGPT Agent
- Zapier
- Workday
- WordPress
- など
業界・企業タイプ
- コンサルティング
- スタートアップ
- ベンチャーキャピタル
- 急成長企業(Scale-up)
- 非営利団体(NPO)
- 公共部門
- NGO
- 政府機関
- など
まとめ
これら5つのポイントを意識してCVを作成すれば、
- ATSを通過できる可能性が高まる
- 面接に進める確率が上がる
- 自分に合った求人から声がかかる可能性も高まる
つまり、「応募する求人に合わせてCVを最適化すること」が、現在の採用市場ではこれまで以上に重要になっているということです。
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