履歴書のヒント:ATSを突破し、2026年に採用担当者の目に留まる履歴書の作り方

Posted 11th June 2026 • Written by Rachel Wells on forbes.com •

2026年6月11日掲載/Rachel Wells(Forbes.com)

「ATS(採用管理システム)と採用担当者の両方にとって読みやすく、面接につながりやすい履歴書フォーマットとはどのようなものでしょうか?」

フォント、文字サイズ、ページ数、デザインなど、履歴書作成のポイントを見ていきましょう。


履歴書はPDFとWord、どちらで保存すべき?

Resume Geniusが米国の採用担当者1,000人を対象に行った調査によると、

「ATSの性能は向上しているものの、候補者情報を正確に読み取るためには、シンプルなテキスト中心の履歴書が依然として最も信頼性が高い」

と評価されています。

採用担当者が「自社システムで最も扱いやすい」と回答したファイル形式は以下のとおりです。

  • 画像を含まないテキストベースのPDF:53%
  • Word形式(.docx):43%

どちらも広く利用されていますが、レイアウト崩れを防ぐ観点からはPDFが有利です。一方で、応募先がWord形式を指定している場合は、その指示に従うことが大切です。


履歴書に適したフォントは?

おすすめのフォントは、プロフェッショナルで現代的、かつ読みやすいものです。

代表的な例として、

  • Aptos(Microsoft Wordの新しい標準フォント)
  • Calibri
  • Arial

などが挙げられます。

奇抜なデザインフォントや装飾的な書体は避け、読みやすさを優先しましょう。


最適なフォントサイズは?

履歴書本文は、

  • 10~12ポイント

を目安にします。

また、以下のような見出しには、

  • 14~16ポイント

を使用すると視認性が高まります。

例:

  • Professional Summary(職務要約)
  • Skills Highlights(スキル概要)
  • Education(学歴)

履歴書は何ページが理想?

先週のウェビナーで参加者から、

「理想的な履歴書の長さはどれくらいですか?」

という質問を受けました。

一般的な目安は次のとおりです。

中堅~シニアレベルの職種

  • 原則として2ページ以内

職歴が豊富であっても、重要な情報を整理して簡潔にまとめることが望まれます。

新卒・エントリーレベル

  • 1ページで十分

経験が限られている場合は、簡潔さが評価されます。

研究職・アカデミック分野

  • 3~5ページ程度になる場合もある

論文、研究実績、学会発表などを記載する必要があるため、一般的な履歴書より長くなることがあります。


履歴書作成で避けるべきポイント

ATSと採用担当者の双方にとって読みやすい履歴書にするため、次の点は避けましょう。

複数カラムや表を使わない

  • 2段組みレイアウト
  • 複雑な表組み

は一部のATSで正しく解析できない場合があります。

シンプルな1カラム構成が安全です。

写真を載せない(特に英国・米国向け)

英国や米国では、履歴書への顔写真掲載は一般的ではありません。

採用側の公平性や差別防止の観点からも、通常は不要です。

※国によって慣習が異なるため、応募先の文化や慣例を確認しましょう。

住所を詳細に記載しない

  • 番地
  • 建物名
  • 部屋番号

などの詳細な住所は記載する必要がありません。

安全面やプライバシー保護の観点からも、省略するのが一般的です。

過度なデザインを施さない

Canvaなどを使って凝ったデザインにしたくなるかもしれませんが、

  • アイコンの多用
  • 装飾的な図形
  • 派手なデザイン要素

は必ずしも評価されるわけではありません。

基本は、

シンプルなテキスト+整理された箇条書き

これで十分です。


まとめ

ATSに強く、採用担当者にも好印象を与える履歴書のポイントは非常にシンプルです。

✅ PDFまたは指定されたWord形式で提出する
✅ Aptos、Calibri、Arialなど読みやすいフォントを使う
✅ 本文10~12pt、見出し14~16ptを目安にする
✅ 中堅以上は2ページ以内、新卒は1ページを目安にする
✅ 1カラム構成で整理する
✅ 写真や詳細住所は基本的に不要
✅ デザインよりも内容と読みやすさを重視する

結局のところ、採用担当者が求めているのは「デザイン性の高い履歴書」ではなく、「必要な情報がすぐに理解できる履歴書」です。シンプルで読みやすい構成こそが、ATSを突破し、面接への第一歩につながります。


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