「今の仕事で最も好きでないところは?」と聞かれたら

Posted 11th October 2019 • Written by www.themuse.com •

※こちらは抄訳です。原文はこの記事の上右にある英国のマークを押してご覧ください。

自分の気持ちをぶちまけないように我慢する

本当に自分のキャリアを愛している人たちであるとしても、「今の仕事でもっとも好きでないことは何?」という質問は、友人と何杯か飲んだあとに、皆が面白おかしく話す事柄でしょう。

この質問は「あなたが何を好きでないか」を発見するためのものではなく、感情の吐け口となる事柄に対してあなたがどのように反応するかをテストするものであると、エグゼクティブサーチ会社Odgers Berndston の Conrad Woody は指摘します。「機会があればネガティブになるタイプの人物かどうか、面接官は知りたいと思っているのです」

面接結果が良くなければ、自分はゴシップの対象になるのだろうと面接官に思わせるような回答をするべきではありません。現在の雇用先について否定的な話をすれば、それはあなた自身の不十分さの表れとなります。もし自分の気持ちをぶちまけたいのならそれは友人と会った時にーできれば同僚ではない友人用にとっておきましょう。

新しい機会にフォーカスする

良い答え方のひとつとして、現在の職務にはないもので、応募中の仕事がオファーする職務について話すという方法があります。例えば、大勢のグループに対してのプレゼンテーションが必要な仕事の面接を受けている場合、自分が地元のトーストマスタークラブで培ったパブリックスピーキングのスキルを生かせる機会が現在の仕事にはないから、と答えることです。

もう一つの方法は、現在の仕事をマスターしてしまい、もはやチャレンジングではなくなったと話すことです。ただ、今のあなたの仕事内容が、面接を受けている仕事にとって不可欠なものではないかどうか注意しましょう!

面接官にポジティブに受け止められるように答える

何について話すにせよ、ネガティブなことを可能な限り面接官にポジティブに受け取ってもらえるように心がけましょう。「いやなこと、好きではないことに時間を費やすべきではありません」と Washington, DC. のHRマネジャー Tamara Rasberry は言います。「何か好きでないことについて触れたとしても、もはやチャレンジングではないとか、自分の強みを生かせないからといったことを強調して話すべきです」

現在の職務について簡潔に述べることは必要ですし、次のキャリアに向けての積み上げになります。良くないことの中にも良いことを見つけることができ、やるべきことをやれるという能力を示しましょう。

下記にいくつかの例を挙げます:

「働いている間は非常に楽しかった」

By concentrating on the positives of the new employer, you can avoid mentioning anything explicitly negative about your current job:

面接の際はポジティブな話に終始し、現在の仕事に関してネガティブな話を避けることができます。

「大手法律事務所で働き、様々な案件に携わることを楽しんできましたが、御社にてエンターテイメント業界に特化した案件にフォーカスし、さらに業界知識を深めていきたいと思っています」

「他のことをやってみたいと思っています」

現在の職務内容について少し触れた上で、新しい仕事での可能性にフォーカスした答えです。

「現在の仕事では、商談用にメディアのリストをまとめています。非常にうまくできるようになったと自負していますが、メディアパートナーと一緒に現場で仕事をしたいと思うようになりました。今回のアカウントスーパーバイザーのポジションで、最もやってみたいと思っていることのひとつです」

「聞かれましたのでお答えします」

There is of course, always the bold option, which is to speak more bluntly and directly about something not-so-great about your current role or company. But again, you’ll want to end on a positive note that spotlights your enthusiasm for the new job:

今の仕事/会社についてあまりよくないことをダイレクトに話すというのは、やはり大胆なオプションになります。ですが、新しい仕事への熱意を見せるためにポジティブに終わらせたいものです。

「現在の会社は電話やダイレクトメールといった伝統的なやり方で新規開拓を行っています。私は、デジタル/電子メール/ソーシャルキャンペーンといったもっと現代的でイノベーティブな御社のアプローチに惹かれました。私には様々な仕事環境で成功するだけの柔軟性がありますが、変化を志向する企業でぜひ働いてみたいと思っています」