CVのコツ ― 採用担当者の85%が「スキル欄」を重視。あなたの履歴書は準備できていますか?

Posted 18th June 2026 • Written by Rachel Wells on forbes.com •

2026年6月18日掲載/Rachel Wells(Forbes)

あなたの履歴書(レジュメ)を見直してみてください。

「やる気があります」「勤勉です」「チームプレーヤーです」といった、ありきたりな表現を並べていませんか?

もしそうなら、面接の連絡が来ないとしても不思議ではありません。

採用の成否を左右する要因はさまざまです。履歴書の内容やレイアウト、応募時の質問への回答、さらには社内の競争状況など、自分ではコントロールできない要素もあります。

しかし、その中でも比較的自分で改善しやすく、採用担当者が次の選考に進めるかどうかを判断するうえで重要なのが、

**「スキル欄」**です。

スキル欄は履歴書の上部に配置されることが多く、自分の経験と求人票に記載されたキーワードを結びつける役割を果たします。その結果、採用管理システム(ATS)や採用担当者に対して、「この応募者は求める条件に合っている」と効果的に伝えることができます。

約1,000人のアメリカの採用担当者を対象にResume Geniusが実施した最新の調査では、次のような結果が明らかになりました。

  • 約90%が「分かりやすい職務要約(Resume Summary)があると、応募者をより迅速に評価できる」と回答。
  • 約85%が「すべての履歴書にはスキル欄があることを期待している」と回答。

つまり、採用担当者の約9割がスキル欄を重視しており、スキル欄がない履歴書は、それだけで選考対象から外される可能性があります。


履歴書のスキル欄で避けるべき4つの失敗

1. スキル欄そのものがない

独立したスキル欄がなければ、採用担当者は応募者が必要なスキルを持っているかどうかをすぐに判断できません。


2. 抽象的で使い古された表現ばかり

よく見かけるのは、

  • 「勤勉」
  • 「責任感がある」
  • 「チームプレーヤー」
  • 「細部まで気を配れる」

といった表現です。

しかし、誰もが自分を「勤勉で協調性がある」と表現したいものです。同じ学歴や職歴を持つ応募者は数多く存在します。

重要なのは、

「あなたならではの強みは何か」

「何が他の応募者との差別化につながるのか」

という点です。


3. 応募する職種との関連性がない

求人票にまったく書かれていないスキルを並べている履歴書も少なくありません。

例えば、エンジニアリングマネージャー職に応募しているにもかかわらず、

  • 陶芸
  • 創作ライティング
  • 接客
  • コールセンター業務

など、自分が思いつく限りのスキルを列挙してしまうケースがあります。

これは逆効果です。

本当に重要なスキルではなく、単なる「空欄埋め」に見えてしまい、求人との適合性も伝わりません。


4. スキルを裏付ける実績や具体例がない

スキル欄だけでなく、職務経験欄にも、そのスキルを裏付ける具体的な実績が書かれていないことがよくあります。

長年履歴書を見てきた中で、多くの応募者はスキルを「魔法のキーワード」のように並べています。

実は、私自身も以前はそうでした。

しかし、単にキーワードを書くだけでは効果はありません。

キーワードは、それを裏付ける具体的な実績があって初めて意味を持つのです。

例えば、

  • 売上を32%向上させた
  • 7万5,000ドルのコスト削減を実現した

など、数字を用いて成果を示すことで、「ぜひ採用したい人材」という印象につながります。


スキルが伝わる履歴書の書き方

私が履歴書の添削を行う際には、記載したスキルに説得力を持たせるため、次のような情報を必ず引き出します。

  • 取り組んだ課題や困難
  • 売上や利益などの成果
  • 作業時間の短縮や業務効率化などの生産性向上
  • 実際に担当したプロジェクトと、その中で発揮したスキル

例えば、スキル欄に

  • チームワーク
  • コミュニケーション能力
  • リーダーシップ

とだけ書くよりも、

  • 部門横断のステークホルダーとのコミュニケーション
  • 営業チームのコーチング
  • ベンダーとの契約交渉

と具体的に書いた方が、専門性が伝わります。

さらに、職務経験欄では、そのスキルを実績で裏付けましょう。

例えば、

  • 社内外合わせて最大15名の関係者と信頼関係を構築し、円滑なプロジェクト運営を実現。
  • 成績の振るわないスタッフへの指導を通じて、監査・品質管理・顧客満足度において98~100%の基準達成率を実現。
  • 7名のチームを率い、前年比30%の売上増加を達成。

このように書けば、何度も使い回された抽象的な表現よりも、はるかに説得力のある履歴書になります。


最後に、自分の履歴書を見直してみましょう

次の3つの質問に答えてみてください。

  1. 履歴書にスキル欄がありますか。
  2. そのスキル欄は、履歴書の見つけやすい位置にありますか。
  3. 応募職種に関連するスキルを、具体的な実績や根拠とともに示していますか。

この3点を見直すだけでも、採用担当者に与える印象は大きく変わるでしょう。

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