面接のヒントーあなたの趣味は何ですか?
Posted 29th September 2020 • Written by People First • • • • • • •
イギリスでの採用面接のヒントーあなたの趣味は何ですか?
Adapted from an article on themuse.com by Regina Borsellino
さて面接の場です。ここまで調子よく答えることができました。キャリアの間のギャップ、どうして弊社で仕事をしたいのですか、どれも申し分のない回答です。「ところで、あなたの趣味は何ですか?」 簡単な質問に思えます。
が、本当にそうでしょうか?
これはひっかけるための質問ではなく、面接官は純粋にあなたについて知りたいと思っての質問です。仕事やスキルについてのみならず、あなたが会社のチームにフィットするか、毎日会ってもいいと思える人物であるかを知りたいとの意図での質問になります。
上手く答えることができれば、単なるCV上の情報だけでなく、あなた自身の人柄についての情報を相手に伝える良いチャンスとなります。ですが、単にリラックスして答えればいいというものでもありません。この回答はやはり面接時においても重要なものです。事前の準備がなければ実際の場で頭が真っ白になってしまうかもしれません。
どの趣味について話せばよいか
仕事に関連する趣味を持っているのであれば、その趣味について話しましょう。
絵を描く、趣味でアプリを開発している、チームスポーツをしているなどは、それぞれ、クリエイティブ職、IT、チームワークが必要な仕事にとっては有効です。また、単にスキルを応用できるという観点だけでなく、仕事環境にフィットするという点からもトピックを選ぶことができます。事前に会社情報をよく読みましょう。例えば、レクリエーションの一環としてカラオケナイトをやっているという記載がソーシャルメディア等にあれば、自分は歌うのが好きだという話をしてもいいかもしれません。
また、何があなたのモチベーションになっているかを示すことにも役立ちます。たとえば真剣にランニングに取り組んでおり、レースのゴールに到達するのが好きだといった話は、目標達成意欲が高いと受け取ってもらうことができます。
触れるべきではないこととは?
1回しかやったことのないことをさも専門家のように話すのはやめたほうがいいでしょう。山登りは1回しかしたことがないのにアルピニストのようなふりをするといったことです。
明らかに話すべきでない答えをいくつかあげましょう。
信頼性を損ねるようなもの。たとえば、パーティ好き、と言ってしまうとこの人は朝遅刻しがちなのではないかと思われるかもしれません。また「趣味はありません」もいけません。あなたのことを知りたいと思っている相手を拒絶することになります。
「趣味がない」場合
とはいえとりたてて趣味がない場合はどうすればいいでしょうか。かっこよく見えそうな趣味をでっちあげたり、仕事につながりそうな趣味を無理やり見つけようとするのはやめましょう。典型的な趣味でなくても、あなたが本当に楽しいと思っていることを話せばいいのです。料理でも、言語の学習でも、政治やファッションに関心がある、でもいいのです。
本、テレビや映画で、ぜこのトピックスに興味があるのかを説明するだけで、あなた自身についてのちゃんとした説明になります。
「あなたの趣味は何ですか?」のほかにも、「週末は何をしていますか?」「あなたにとって楽しいこととは何ですか?」はすべてこうした意図で尋ねられています。CVだけではわからないあなた自身を伝えるよいチャンスですので、個人的な質問をされたと受け取らず、楽しんで答えましょう! 面接官もあなたと同じ趣味を楽しんでいるかもしれませんよ。